Lesson6-5 アイシング基本のテクニック

アイシングがつくれたら、次はいよいよデコレーションです。

3つの基本をマスターするだけでも、いろいろな模様を描くことができます。
失敗は成功のもと!と心得て、これからたくさんチャレンジしてください。

 

アイシング 基本の持ち方

アイシングを始める前に、アイシングバッグやコルネ基本の持ち方を復習しましょう。

・コルネが小さい場合は、親指と人差し指でつまみ、残りの指を添えて鉛筆を握るように持つ
・先端ではなく、お尻のほうから絞り出すように持つ
これが基本です。

また、大きなバッグでアイシングする場合は、利き手以外の手は下から添えるようにすると安定性が増します。

 

アイシングの基本テクニック

アイシングの様々な模様は、ラインやドット、フリルなど基本の組み合わせによって出来ています。基本のテクニックは、このような練習シートなどを用いて練習することができます。

①練習したい模様を紙に描き、その上にOPPシートをおきます。こうすることで、何度も練習することができます。

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②ライン。

力を加減しながら、コルネ先を少し上に持ち上げるようにして、ラインを引きたい方向に動かしていきます。
止める時には、ゆっくりと力をぬいて先端を下ろしましょう。

この時、動かすスピードがカギになります。
遅すぎるとアイシングがきれいに伸びずダマになってしまい、逆に速すぎるとアイシングが途中で切れてしまいます。
直線のみならず、曲線を描くときも同様です。

また、力を入れすぎないとアイシングが絞れないようなら固すぎる可能性があります。
力が必要だと手が痛くなってしまうため、最適な固さを見つけていきましょう。

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③フリル。

一つのフリルは一気に引き、山部分ですこし息を着く気持ちで描きます。大きなフリルから細かいフリルまで色々な大きさを練習しましょう。

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④ドット。

ドット、つまり単純に丸いつぶを描くだけです。描くだけですが、これが意外と難しいものです。

ドットを美しく仕上げるには、点の中心にしっかりと絞り出すこと、絞り終わりは力を抜いてすっと持ちあげることがポイントです。
力を抜かずに引きあげてしまうと、角がたってしまうので注意してください。

口金の大きさやバッグの絞り加減で大きさを調節します。

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これらの基本テクニックを美しく描けるようになると、様々な作品が楽しめます。
クッキーのふちを彩ったり、ドットとの組み合わせでこのような複雑なレース模様を描くことも可能になります。

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このようなレース模様を練習するときも、下書きをした紙の上にOPPシートを敷いてその上から描いていきます。
乾燥した後はこのままクッキーやケーキにデコレーションすることもできますし、マスターすれば下書きなしで直接描くこともできるようになります。

 

アイシングベース

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ドットやラインで縁取りをしたクッキーの面を塗りつぶすだけでも、素敵な作品に仕上がります。

①ベース用の緩めのアイシングを使用します。最初にクッキーの縁に沿ってラインを描きます。ハートの場合には、ハートの片側ずつ、やりやすい方向にクッキーを回しながら描くときれいにできます。

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②外枠ができたら、乾かないうちに内側に絞り出します。この時、多少絞り残しがあってもかまいません。

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③全体にベースを絞りだせたら、爪楊枝や先の丸いピックなどを用意し、小さな円を描きながら輪郭を滑らかに仕上げていきます。この時、中の隙間を埋めたり、気泡を潰したりする作業も行なうことで、綺麗なアイシングベースが完成します。

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ベースを塗る際のアイシングの固さは、ソフトピークよりもすこし柔らかめが基本となります。
だらっと流れてしまうような時には、アイシングの固さを調整してください。

ベースの塗り方はLesson12-1に分かりやすい動画でも説明しているので、合わせて確認してみてくださいね。

 

■Lesson6-5 まとめ■
・基本テクニックのドット・ライン・ベースをマスターしましょう。
基本ができるようになったら後は好きなデザインでデコレーションができるようになります。