アイシングクッキーは保存性が高いのが特徴です。
とはいえ、無造作に扱ってよいということではありません。
プレゼントにも最適なアイシングクッキーの性質を知り、素敵なプレゼントにしましょう。
アイシングクッキーの扱い方
まず、焼き菓子で全般的に言えることとして「湿気」を嫌います。
多湿の日本では、油断するとすぐに湿気ってしまうため、贈り物にするときには、必ず乾燥剤を入れましょう。
乾燥剤は製菓店などで扱っています。
シートタイプのものも粒タイプのものもありますし、大きさも様々です。
状況にあわせて大きさを選ぶようにしましょう。
ラッピングのポイント
クッキーを入れる袋はできるだけ密封します。
シーラーなどの密封できる器具を使うのがベストです。
見て楽しんでもらうこともアイシングクッキーの目的ですから、複数のクッキーをプレゼントするときにも、形や大きさが違う場合には1枚ずつ袋詰めするとあなたが作った美しいアイシングが一目で見えます。
大きさや形がそろっているものは、同じ袋に入れても見栄えがします。
アイシングの色使いを考えて、リボンなどをコーディネートしてみましょう。
遠方の方に宅急便などを使って送る場合もあるでしょう。
箱を開けたときの顔を想像すれば、心もウキウキしてきます。
でも、「箱をあけたらせっかくのクッキーが壊れていた!」なんてことにならないよう、梱包の際には緩衝材を使用し、できるだけ一枚ずつ梱包します。
さらに念をいれるなら、しっかりと梱包材を詰めた上で、クッキーを入れた箱をさらに大きな箱に入れ万全を期すと、送り出してからもハラハラせずにすむでしょう。
メッセージを添える
最後に、メッセージカードなどとともに、保存方法や使用した材料についてメモを入れておくとあなたの優しい心遣いが伝わるでしょう。
必ずしも、贈られた本人が食べるとは限りません。
アイシングクッキーは、体質によってはアレルギーを引き起こす小麦粉や卵を使用しています。
また、使用した着色料にはアレルギーなどに関わる添加物が含まれることもありますので、食べ物を送る際はこうした配慮があると受け取った方も安心です。
もちろん、食べれない方でも「目で味わう」ことができるのがアイシングクッキーのメリットと言えます。
■Lesson11 まとめ■
・アイシングクッキーの大敵は湿気。プレゼントの際は必ず乾燥剤を使用する。
・アイシングが崩れないような、美しいデコレーションが見えるようなラッピングを工夫する。
・プレゼントする際は原材料や保存方法などのメモをメッセージとともに添えるとなおよい。

