アメリカのアイシングはフロスティングといわれ、バタークリームやチーズクリームなどをカップケーキにデコレーションするのが主流です。
他にも大きなケーキの全面にフロスティングで模様をつけたり、バービーケーキというお人形のドレス部分をケーキでデコレーションしたものもあります。
最近では、ケーキポップなども流行の兆しにあります。
こちらの世界も少しのぞいてみましょう。
フロスティングデコレーション
■バタークリームの作り方■
材料
・無塩バター 100g(室温にもどしておく)
・粉糖 100g程度(好みで調整)
・バニラオイル 少々
作り方
①室温に戻したバターをボウルに入れ、空気を含ませるようにしながら、すり混ぜてクリーム状にします。
②粉糖を2~3回に分けて①に加え、その都度よく混ぜ合わせます。さらにバニラオイルを加え、白っぽい色に変わるまでひたすら混ぜます。時間がかかるため電動ミキサーがあると便利です。
③ふんわりとしたクリームになれば、完成です。
※着色するときにはつまようじなどを使って、様子を見ながら少しずつ添加していきます。
※バタークリームは密封できるガラスの容器などに詰めて冷蔵庫で保存すれば、1週間程度保存は可能です。できるだけ使い切ってしまうようにしましょう。
■カップケーキフロスティング■
バラのカップケーキ
①お好みの色に着色したバタークリームを絞り袋に入れます。絞り袋をまっすぐ持ち、自分の真正面、12時の位置からスタートします。
②そこからまずぐるりと一周、ふちに合わせて大きな輪を描きます。(回る方向は時計周りでも反時計周りでもどちらでもよい。)均一な圧力で絞り袋に力をいれていくことがポイントです。
③スタート地点まで一周したら、そのままもう一段上に層をつくります。ポイントとして、一段目よりも心持ち小さくなるようにしましょう。
④最後まで絞り終えたらまっすぐ中心におき、そっと力を抜きます。そうすることで中心にもきれいな模様が描けます。
⑤シュガーフラワーやアラザンなどを散らして完成です。
アレンジもいろいろ
シュガーペーストとの組み合わせも少し紹介していきます。
口金を変えるだけでも、印象が変わります。
丸口金を使用することでこんもりとかわいいカップケーキになります。
菊口金で繊細な絞りデコレーションも可能です。
アイシングクッキーと合わせてデコレーションパーティーというのも素敵です。
この口金を使用したフロスティングは、シュガーアイシングでクッキーの上でデコレーションすることも可能です。
固めのアイシングで作ること、あまり分厚くなりすぎないようにしっかり乾燥させることがポイントです。
■Lesson10-1 まとめ■
・アメリカでは私たちがアイシングと呼んでいるデコレーションはフロスティングと呼ばれる。
・フロスティングはバタークリームやチーズクリームをカップケーキなどに施すのが主流。




