いよいよ実際にアイシングをしてみましょう。
実際にアイシングをしていくにあたって必要となるのが、このパイピングバック(コルネ)です。
コルネは自分で作ることができて、細かい模様をアイシングするために必須となりますので、ぜひマスターしてください。
なお、呼び方としては袋の部分(バック)の一部を切り取って搾り口にしているモノをコルネ、バッグとは別に口金がついているモノをパイピングバックと呼ぶことが多いです。
コルネの作り方
①OPPシートとカッターを用意します。清潔な作業場所を確保しましょう。バッグの大きさはアイシングの量にもよりますが、ケーキのデコレーションをするわけではないので、大きなものを作る必要はありません。まな板よりも、テーブルなどの広い場所のほうがよいでしょう。
②OPPシートを三角に折り、しっかりと折り線を付けます。
③対角線上に付けた折り線にそってカッターでまっすぐにカットします。
④切り取った三角形の底辺(一番長い辺)を自分のほうに向けたら、右手で、手前にある三角形の底辺の中央から少し左側を押さえます。次に左手で右の底角と、頂点を合わせるように巻きます。これによりアイスクリームコーンのような形になります。
このとき手前の先端部分がきちんと閉じていることを確認しましょう。
⑤三角錐の頂点をあわせたらしっかりと端まで巻き込みます。
⑥OPPシートの端の重なっている部分にテープを貼ってとめます。
⑦これでコルネの完成です。このコルネにアイシングを詰めて、先端を絞り出したい太さに合わせてカットして使用します。
■先端部を平坦に切り取るのではなく、三角形になるように切り取ると、リーフなどの模様を描くこともできます。
■このようにOPPシートを使ってコルネを作ると、使い捨てができ、いろいろな色をたくさん使うようなときなどにも便利です。
■口金を使うときにはハサミを利用し、口金の大きさに合わせて先端を切ります。口金は絞り袋の内側から入れて、1/2くらいがコルネの先から出ているようにします。(口金を使用する場合は次に記載している市販のパイピングバッグ・絞り袋が使いやすくおすすめです)
※最初は三角錐の角度など分からず思い通りのコルネが作れないかもしれませんが、あとは練習した分だけ上達していきます。実際にクッキーの上にアイシングする前に、クッキングシートの上に基本の線や点を練習してみましょう。詳しくはアイシングの部分で説明します。
市販のパイピングバッグを使う
■使い捨てのもの■
バッグは使い捨てです。口金の部分がペットボトルのキャップのようにはめ込むタイプのものもあります。大きさもいろいろなものがありますので、用途に応じて選びましょう。
■ボトルタイプのもの■
使った後に洗わなければなりませんが、こちらのほうがアイシングがしやすいという方もいます。いろいろな口金を簡単に使い分けられるのも魅力です。
バッグがどうにも扱いにくいという方におすすめです。
■Lesson5-1 まとめ■
・アイシングに必要なコルネはクッキングシートで自分で作ると、気軽に使い捨てでき一度に色々な色を使用することもできる。
・口金を使用する場合は市販のパイピングバッグやボトルタイプの物もおすすめ。用途に合わせて自分が扱いやすいものを見つけていくとよい。







