シュガーペーストとは
シュガーペーストは、アイシングと同じシュガークラフトの一つです。
まずゼラチンやコーンシロップ、粉糖などを混ぜて練り合わせて粘土のようなものを作ります。
それを引き延ばして布状にし、ケーキ全体を包んだり、さまざまなパーツをあわせて花やリボンを作るなど、様々なデコレーションに利用されます。
芸術的な作品も多く、緻密かつ繊細、豪華で贅沢なものとして、ヨーロッパの王侯貴族にもてはやされました。
シュガーペースト作りには市販の「シュガーペーストパウダー」を使用します。
分量にあわせて水を少しずつ加え、よく練り込んでいきます。
滑らかに伸びるようになれば完成なので、シュガーペーストそのものは簡単に作れます。
色を付ける際はアイシングと同様、爪楊枝などで少しずつ様子を見ながら着色し、何度も練りながら色を均一にしていきます。
砂糖が原料ですので、作成途中に注意すべきはやはり乾燥です。
一度乾燥させてしまうと練り直すことができません。
保存するときにはラップできっちりと包み、さらに保存用の袋に入れておきましょう。
冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程度保存できます。
伝統的なシュガーペーストの砂糖細工は高度に芸術化されたものではありますが、お菓子作りのちょっとしたアクセントとしても利用できます。
シュガーペーストは基本的に粘土のようなものです。
伸ばしてひも状にしたり、広げて布状にしたり、あるいは型を抜いたりと、出来上がる形は自由自在で、さらには丸めて動物や繊細な花などを作ることも可能です。
シュガーペーストで作った飾りをアイシングクッキーやフロスティングカップケーキに合わせると一段と華やかになります。
更なる作品のレベルアップにもなりますので、ぜひ挑戦してみてください。
■Lesson9-1 まとめ■
・シュガーペーストとはアイシング同様、シュガークラフトに利用されるものの1つ。
・繊細で豪華な装飾が可能となるシュガーペーストは英国貴族の間で重宝され発展した。


